-
暁塾塾長 村瀬 光生
開設11年目を迎えて
平成24年4月1日に、21世紀寺子屋暁塾を設立し、満10年が経過し、11年目に入ります。
この間、多く塾生が学び、多くの保護者の方々のご支援を頂きながら運営して参りました。
創設の趣旨につきましては、機会を捉えて申し上げて参りましたが、本学習塾は「寺子屋」を自称しますように、
江戸時代の庶民の学びの場であった「寺子屋」のように、気やすく、誰でもが学べる場を提供したいと考え、
廉価な月謝での塾運営に努めて参りました。 -
令和4年度は、開設11年目を迎え、かつての塾生も大学に進学し、講師の仲間入りしております。暁塾も更なる飛躍の年と考えております。
ここ3年間は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大で、休校措置や学校行事の中止など、混乱した状況が続いています。世界的な感染拡大(パンデミック)は、学校教育にも様々な影響を与えてきています、
今こそ、自主自学が求められている時はないように思います。本来、学びは個人の意欲に支えられているものであります。
暁塾では、自主自学を基本とし、自分で学習計画を立て、学習の進行管理をする能力、学ぶ力を身につけることを目標に掲げ、塾運営をしております。
そのため個別の指導者(担当講師)を決めずに、講師集団全体で個々の学びをサポートする体制を取っております。各教科の専門の先生を多く配置し、教科の専門の先生方による集団指導体制を行っています。
そうした自主自学の指導体制の成果が出てきており、昨年は、東北大学や茨城大学の合格者でたり、今年も立教大学や早稲田大学への進学者も出ております。
難関大学や難関県立高校へ合格する塾生も多くなりましたが、何よりも嬉しいのは、それぞれの適切な進路を見極め、着実に進路選択ができる子に育っていることです。また、中学卒業後も継続する高校生の塾生が多くなり、難関大学の受験を目指す塾生が増えています。
その一方で、新型コロナ感染症の感染拡大に伴う休校などの影響もあり、学習意欲を失った児童生徒や学習の遅れの著しい塾生の入塾も多くなり、担当者を特定した個別指導が必要な塾生も出てきています。
開設11年目を迎え、新たな心で、塾生一人一人の自己実現に向けて、全力で取り組み、「真の学力向上」を目指す考えです。
何卒、ご理解ご協力をお願い申し上げます。
<21世紀の寺子屋では>
日本の学校制度の成り立ちは、江戸時代から、地域の子ども達が寄り合い、人間としての「在り方や生き方」を先人に学んだ寺子屋です。暁塾は、寺子屋のように、「生きて働く真の学力」を育成する全人教育を目指す塾でありたいと願っています。
- <寺子屋暁塾が目指すもの>
- 巷では、進学塾とか補習塾とかの分類や個別指導か小集団指導などの分類で塾を選ばれるようですが、我が塾は、進学塾でもあり、補習塾でもあり、また、集団指導でもあり、個別指導でもあります。
- 本来、学力は主体的に学んだ量に比例して、学力は身につくものです。何よりも、自律して、自学自習を基本として、学ぶ喜びと楽しさを身に付けながら意欲を持って勉学に勤しむ児童生徒を育成したいと考えております。
- 具体的には、学校での学びを効率的に身に付けるための徹底した予習を奨励します。同時に、帰宅後の復習の習慣化を図ります。優秀な児童生徒は、この予習・復習が着実に、効率よくできる子どもに過ぎません。誰もが理解できるこの原理を推進したいと考えています。
- また、我が塾は、進学指導においては、レベルの高い進学校を志望する子どもには、より高度は適切な課題を与えながら着実な予習・復習を励行させるとともに、将来の夢や希望(高い志)を抱かせながら、明確な目標に向かって全力で学ぶ力を養い、強力に指導・支援し、第一志望合格を目指したいと考えています。
- 更に、学校の授業につまずきを抱く児童生徒には、不足する学力を詳細に分析し、その改善の方策を指導するとともに、学ぶ喜びを体験させ、学び方の基礎・基本を徹底して身に付ける指導をしたいと考えております。
- なお、急増している不登校や高校中途退学の生徒への適切な指導体制をも備えており、子育てに悩まれている保護者の皆様の悩み相談に応じる教育相談や進路相談を整えております。臨床心理士の有資格者(カウンセラー)も配置するとともに、塾長の私をはじめ多くの教職経験者を講師としており、お子様の教育上のあらゆるご相談に応じたいと考えております。
- そして、ご家庭の、ご両親の明確な 教育方針があっての子どもの成長であろうと考えますので、保護者の皆様とともに学びながら一人一人のお子様の教育を真摯に考える塾を目指したいと思います。
- <渡し場塾に勝る塾を目指す>
- 私は、浦安生まれですが、私の育った頃の浦安には、「渡し場塾」というのがありました。故 内田実弥先生がはじめられた塾です。
私は、その塾生でしたが、高尚な理想を掲げられた「渡し場塾」の塾生として、その志や教育理念に勝るとも劣らない塾として、この21世紀寺子屋暁塾を運営して参りたいと考えております。
【塾長略歴】
船橋市及び浦安市内中学校教諭(昭和51年度から)
浦安市教育委員会指導主事(平成3年度)
文部省初等中等教育局高等学校課研究開発担当専門員(研究開発学校等の担当/平成4,5年度)
浦安市立南小学校長(平成10,11年度)
浦安市立堀江中学校長(平成12,13年度)
千葉県教育委員会指導課指導主事兼義務教育係長(平成6年~9年度)
千葉県教育庁指導課指導主事兼義務教育指導室長(平成14年度)
千葉県教育庁企画管理部県立学校改革課主幹(平成15,16年度)
千葉県教育庁管理部教育改革担当課長(平成17年度)
千葉県教育庁企画管理部教育政策課長(平成18年度)
船橋市教育委員会教育次長(平成19,20年度)
船橋市立若松小学校長(平成21,22年度)
東京学館船橋高等学校教頭(平成23年度)
敬愛大学教育顧問(平成24・25年度)
敬愛大学客員教授(平成25年後~令和2年度)
植草学園大学非常勤講師(平成27年度~令和3年度)
<現職>
東京教育研究所(東京書籍株式会社)主任研究員
21世紀寺子屋暁塾 塾長
敬愛大学八日市場高等学校評議員
横芝敬愛高等学校評議員
浦安市立入船小学校評議員