塾長ブログ

10歳と言う年齢は、人生の中で、最も成長の激しい時期です。我が子を持つ親であれば、10歳という年齢は、感慨深い年齢でもあります。幼児期から少年少女期に入り、子育ての第一段階をクリアしたような思いがあります。

　小学校では、2分の1成人式などと言った行事を行う学校も多くあります。子ども達に将来の希望や進路を語らせるとともに、自分の成長過程を振り返らせる学年行事として定着してきています。両親への感謝の気持ちを表すと共に、大人になったら何が出来るのかを考える機会です。

　暁塾では、小学4年生からの入塾を歓迎しています。私学の中学校受験の児童を求めているのではありません。自分で勉強する習慣を身に付けるのに良い時期です。

今、文部科学省が奨励する主体的・対話的な深い学びをスタートさせるのに良い時期です。自分から学ぶ子どもの育成を第一義に考えると、中学受験の勉強は、個人差はありますが、学ぶ意欲を失わせる場合があります。あくまで、主体的な学びは、内発的動機付けによって行われるべきものです。

過剰な学習内容を早期に学ばせる弊害を考え、年齢相当の心理発達を配慮した我が国の学習指導要領を尊重して学びを進めるべきです。ただ、学びの速度には、個人差がありますし、現代のような情報化社会では、個々の発達も違いが大きくなっています。しかし、過度な早期教育は、様々な課題をもたらします。慎重な子育てが必要だと考えます。

10歳という年齢は、社会性が芽生え、自然現象にも敏感になり、自分と他人を比較し始める時期でもあります。人生の生きる喜びに満ちてる時期であります。学ぶ楽しさを是非、身に付けてください。