道元禅師「而今」の教えに学ぶ
2022.02.07
暁塾塾生は、公立入試に向けまっしぐらです。漸く真剣な面持ちです。今この時に、道元禅師の「而今」(じこん)の教えを思い出します。
インターネットの検索で学んだのですが、以下のような記事がありました。
而今(じこん)
○而して今(しこうしていま)
道元禅師(曹洞宗の開祖)※道元禅師が当時の中国に留学中の出来事
道元禅師> (シイタケを干している高僧:用和尚を見かけて)
「ご高齢のご老師がそんなことをなさらずとも、誰か若い修行僧にやらせてはいかがですか」
<用典座和尚>(中国の高層)
「他は是れ吾れにあらず」(他人のしたことは、私のしたことにはならない)
<道元禅師>
「その通りです。それではこんなに暑さの厳しい時になさらなくてもよろしいのでは?」
<用和尚> 毅然として、
「更にいずれの時をか待たん」
(今この時を逃して、またいずれの時を待つというのか)
他人ではなく“自分自身”
あとではなく“今”
それが私たちの生きていく現実であり、道元禅師はこれを
「而今」(にこん)と言われました。
他人がしたことは自分がしたこととは違う。
後回ししたら、後回しした時にやるべきことも更に後回ししなくてはならなくなり、結果的に全てを後回しにしてしまうことになる。
今、自分にできることを全力で全うする!!! 「而今」の精神
入試を直前にして塾生諸氏は、この「而今」の意味を噛みしめているように思います。
先送りしない人生を歩んで欲しいと願っています。