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塾長ブログ

筆箱の中を見てますか?

 小学校に入学したばかりの時は、心配で筆箱の中を点検し、えんぴつが削れているかどうか小まめに見られたのではないでしょうか。それが、学年が進むにつれて子ども任せになっていませんか。

 学習塾を経営して12年になりますが、小学校の児童も中学校の生徒も、塾生の筆箱を見せて貰います。小学生の筆箱は、入学時の物を使っている子が多くいます。ただ、低学年の子の筆箱の中は、だいたい鉛筆が綺麗に削られていて、とがっているのが何本もあります。2Bの書き方鉛筆も入っています。

 ところが3・4年位の子になると、いろいろです。鉛筆の芯が殆ど丸くなったものばかりの子も多くいます。字が綺麗に書けないので、私が削ってやることも多くあります。

 中学生になりますと、殆どの子がシャープペンを使うため鉛筆を持っていません。赤ボールペンや蛍光ペンなど様々な筆記具があるため、動物のぬいぐるみの筆箱が多いようです。加えて付箋紙やクリップなどいろいろな物が入っています。

 学力と筆箱の関係を時折考えるのですが。文具は、学力形成と関係するように思います。小学校の低中学年の子どもで、学習上の課題が多い子ほど、筆箱の中が乱雑で、鉛筆が削れていなかったり、極短い鉛筆を使っている子が多いように思います。また、中学生では、筆箱の中に様々なものが入っている子ほど、学習への集中が出来ない子が多いように思います。

 久々に、お子様の筆箱を見て頂けたらと思います。