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塾長ブログ

子どもの夢を育む

小中高等学校の教員を36年、学習塾を経営して12年(併行し教師志望の大学生を指導して9年間)、子ども達と将来の夢について語り合ってきました。最近、学習塾でも、中学3年生に将来の職業や将来やってみたいことなどを尋ねるのですが、答えを持たない子が多いように思います。青少年の国際比較の意識調査でも、日本の子ども達、夢や希望を持たない若者の多いことが指摘されています。

子ども達に夢や希望が持てるようにするにはどうしたらよいのでしょうか。コロナ禍の3年間は、様々な体験の出来る機会を、子ども達から奪ってしまったように思います。

その一方で、情報メディアが急激に発展してきており、本から学び取る機会が少なくなってもいます。

そこで提案ですが、子ども達に伝記を読むように薦めたいと思います。歴史上の偉人の生き方から「生きることの意味」を学び取って欲しいと思います。幼少期に抱いた夢や希望を如何にして実現していったのかを学んで欲しいと思います。

そして、人間としての「在り方や生き方」を考えさせる具体的な教育活動が必要なのではないかと考えています。

教科化された特別の教科「道徳」の時間でも社会規範としての「道徳」は学びますが、その道徳に叶う生き方や人生の在り方について、もっと深く学ぶ機会を与えるべきとも考えています。

言うなれば、「哲学」を学ぶ時間が必要ではないかと考えます。そして、そのためには、小学生から、もっと読書を奨励し、本来どのような「生き方」をすべきなのかなど、人間として生きる根源的な問いかけを自らに問う学びを推進すべきではないかと考えます。